• 臨床例１　10代の男子中学生
• 臨床例２　50代の女性

１０代の男子中学生

主訴は、

• 右ひざの痛み。
• 脛骨粗面という部位の隆起がみられ、圧痛がある。
• 陸上部に入っており、走ったり、着地すると痛みが増強する。

筋力分析をしてみると

• 右の四頭筋と腸腰筋が弱い。
• 超音波検査でも右の隆起が確認できた。

治療箇所

• 分析の結果から、右の四頭筋と腸腰筋を強くする。

治療方法

• 腰椎の可動性減弱箇所を見つけ、アクティベーターで刺激を入れる。
• 四頭筋と腸腰筋のバランス矯正。

治療後

• 右の四頭筋と腸腰筋が強くなる。
• 左に比べれば弱いが、おおむね強くなる。

結果

• 治療した次の日、地区大会があり、心配していたひざの痛みもあまり出なかったそうです。
• なんと100メートル走で自己ベスト12秒を出したそうです。

感想

• 治療の次の日に、これほどの効果が出るとは、驚きですが、いかに左右の筋力バランスが大事か。という事を教えてくれています。
• スポーツ等で記録を伸ばしたい方、練習も大事ですが左右の筋力バランスも大事ですよ。
• 特に腸腰筋が大事です。

５０代の女性

主訴は、

• 両ひざの痛み。
• 立ったり、座ったりの動作がつらく、歩行しても痛い。
• 右ひざは軽くはずれる感じがする。

動作、筋力分析をしてみると

• 腰椎、左側屈で右の腰部の可動痛。
• 腰椎、右にねじり後ろにそらせると右の腰部の可動痛。
• 腰椎、左にねじり後ろにそらせると右の腰部の可動痛。
• 左右の四頭筋と腸腰筋が弱い。

治療箇所

• 分析の結果から、右の四頭筋と腸腰筋を強くする。
• 腰椎部の可動性減弱部の治療。

治療方法

• 腰椎の可動性減弱箇所を見つけ、アクティベーターで刺激を入れる。
• 四頭筋と腸腰筋のバランス矯正。

治療後

• 左右の四頭筋と腸腰筋が強くなる。
• 腰椎、左側屈で右の腰部の可動痛なし。
• 腰椎、右にねじり後ろにそらせると右の腰部の可動痛なし。
• 腰椎、左にねじり後ろにそらせると右の腰部の可動痛なし。

結果

• 10年ぐらい、抱えていた症状にさようならしました。

感想

• 10年ほど前から、ひざの症状を抱えていたそうです。
• 関節の動きと腸腰筋のバランスをとることにより、ひざにかかっていた負担が軽減し症状は消失しました。
• ただ、悪くなってからの期間が長いので、バランス調整は定期的にしないと痛みが戻りやすいです。