年齢 2歳8か月の幼児
高知県療育福祉センターで自閉症との診断を受ける。
NAETアレルギー問診表に記入してもらう。
- すぐかっとなり、気が短い。
- 乾燥肌。
- オムツにかぶれる。
- 甘いものに目がない。
- チョコレートに目がない。
- 甘味を欲しがる。
- 自分勝手で衝動的に行動する。
現在困っていることを聞くと
- 目が合わない。
- パニックを起こす。(それはダメです。と行動を制限するしつけをすると)
- 奇声を上げる。
- くるくる回る。
- 過度の偏食。(白米大好き、野菜を一切食べない。)
- 会話が困難。(オウム返し)
- 過度のこだわり(保育園の自分の教室に入る道順が少しでも変わるのが嫌、歯磨き30分しないと収まらない。)
治療方法
治療経過
1回目
平成19年1月19日治療を開始する。
BBFの治療と米の治療をする。
米17層の深さ 感情治療をプラスする。父親の感情18年前の女のひと(他人)の恐怖心。
2回目
1月26日 Ca(カルシウム)MIXの治療をする。
感情治療をプラスする。
本人 生後8か月に兄弟に対して恐怖心。
本人 2か月前 両親に対して恐怖心。
父方の祖母が5歳の時女の子に対してムカツク感情。
前回 米の治療後に残さなかった米を残すようになる。
1月28日療育センターにて自閉症と診断される。
3回目
2月2日 Ca(カルシウム)MIXの治療をする。
30パーセント除去しているが、肝臓と脳のエネルギー遮断が残存する。感情治療をプラスする。Ca(カルシウム)MIXプラス怒りで治療する。
4回目
2月9日 砂糖MIXの治療をする。脳のエネルギー遮断がみられる。4年7ヶ月前の母親の感情トラウマが子供に影響していた。
母親からうれしい報告
- パニックが減少してきた。
- 兄弟のまねをするようになってきた。
5回目
2月20日 卵MIXの治療する。心臓、小腸、子宮のエネルギーを遮断している。6層の深さ。
本人の1年7か月前の喜びの感情が残存している。岡山のチボリ公園に行ったことが、感情のエネルギーを遮断していた。
父から5年7か月前にバトミントンを始めた喜びの感情。
母から16年前の入試とお祝いの喜びの感情。
この父、母二人のエピソードの感情遮断が、本人の感情エネルギーを遮断していた。
6回目
3月2日 Ca(カルシウム)MIXの治療をする。
1歳8か月の時他人に対して怒りのエネルギーの感情遮断。2回治療する。
7回目
3月17日 ビタミンC(MIX)の治療をする。
心包のエネルギー遮断 5か月前に本人のことで、親が話し合った精神的苦痛の感情遮断。
胃のエネルギー遮断 1か月前に兄弟にむかつく感情遮断
8回目
4月7日
前回の治療から今回の治療まで
子供さんの調子が良くなったので、親御さん、治療者共に油断する。
親御さんは、子供の成長により症状も減少してきたと思っていたみたい。
保育園の入園式があり、当日と次の日に体をすごくかきだしたため来院する。
何に対してもいやいやと言う。
検査の結果 BBFとCa(カルシウム)MIXに戻りがみられた。
BBFは心包と肺の遮断。
Ca(カルシウム)MIXは心臓、心包、胃、肝臓、胆のう、子宮
その中でも、心包、胃の感情遮断が強い。入園式で風邪をもらう感情で遮断している。
9回目
4月14日 砂糖MIXの治療をする。
現在の状態 2〜3日に1回パッタリ倒れてすぐ起きる(軽いパニック状態)
体は前回の治療後、かかなくなったが両手首をかく。
このごろになると過度の偏食は無くなっている。
食事は普通に食べる。
嫌いなもの にんじん、じゃがいも、ごぼう、ごま、
きんぴらごぼうは食べない。ごまをいやがる。
煮物のじゃがいもは食べない。フライドポテトは大好き。
なぜ、根菜を食べないか?
ミネラルMIXのエネルギー遮断が存在するため。
なぜ、ニンジンが嫌いか?
ビタミンA(MIX)のエネルギー遮断が存在するため。
と親御さんに説明し、まだ未治療の項目がたくさんあるので、気合いを入れて治療しないといけません。と同意を得る。
10回目
4月15日今日はコンニャクを治療する。
刺激に対して敏感という感情を治療する。
11回目
4月21日 ビタミンB(MIX)の治療をする。パニックの感情との絡みを治療する。保育園の友達と先生に対しての感情。
12回目
4月23日 パニックの感情のみを治療する。
13回目
4月24日 水銀の治療をする。
14回目
4月27日 鉛の治療をする。
15回目
4月28日 鉛とパニックの感情治療をする。
16回目
4月30日 鉄の治療をする。肺、心包、胃
1年9か月前の目標に対しての感情遮断がある。
5月1日から5月11日まで、鉄の治療を6回する。
23回目
5月14日 ビタミンA(MIX)の治療をする。
胃、むかつく感情を治療する。
5月15日から5月24日まで、ビタミンA(MIX)の治療を6回する。
30回目
5月25日ミネラルMIXの治療をする。子宮、大腸の遮断。
6月6日までミネラルMIXの治療を8回する。
39回目
6月9日塩MIXの治療をする。心包、胃の遮断。
6月11日から6月29日まで塩MIXの治療を9回する。
49回目
7月2日イーストMIXの治療をする。脳、腎臓の遮断。
7月3日から7月12日までイーストMIXの治療を5回する
55回目
7月17日酸の治療をする。脳、胃の遮断。
7月18日から7月26日まで酸の治療を5回する
61回目
7月27日アルカリの治療をする。脳、心包、胃の遮断。
7月28日から8月31日までの間アルカリを3回治療する。
その後9月1日より平成20年1月11日まで21回
計85回治療する。
その結果
下記の親御さんが困っていた症状は
現在まったくみられません。
- 目が合わない。
- パニックを起こす。(それはダメです。と行動を制限するしつけをすると。)
- 奇声を上げる。
- くるくる回る。
- 過度の偏食。(白米大好き、野菜を一切食べない。)
- 会話が困難。(オウム返し)
- 過度のこだわり(保育園の自分の教室に入る道順が少しでも変わるのが嫌、歯磨き30分しないと収まらない。)
院長の感想
自閉症が治ったのか?治ってないのか?
徹底的に自己批判をすると。
そもそも自閉症は、脳の障害で治らないと、定義されている。どんな本を読んでもそう書いてあるし
(Drデビ著 自閉症よ、さようならを除く。)
社団自閉症協会のホームページにもそう載っている。
だとすると
この子の今現在の状態はどう説明するか?
自閉症は治らない。
この定義は変えられない。
とすると、
色々探すとありました。医学では治らないとされているものの症状が軽くなった時、寛解(かんかい)といいます。
私がNAET治療した子供は、自閉症の症状が、一時的かもしれないが、寛解(かんかい)していると。
平成20年1月11日以降は来院していないので、寛解(かんかい)が続いて行くのを期待しています。
現在約4か月間、寛解(かんかい)が続いてます。
自閉症にも幅があるため現在の状態をどういう風に解釈したらいいか?
私は自閉症の専門医では無いので、専門医としてのコメントはできませんが。
NAET治療の専門家として、この子の現在の状態をコメントすると、
この子は数々の栄養素を体の無意識のレベルで、毒と認識していた。そのため、過度の偏食になり、野菜もほとんど取っていなかった。(体が食物を毒と認識するため、食べ物を受け付けない。)
NAET治療により、栄養素が毒と認識されなくなり、脳の機能障害を起こしている部分が、新たなシナプス(脳の回路)を再形成したと考えられる。
その結果、自閉症特有の症状を作り出す脳の機能障害が無くなるため、自閉症独特の症状が寛解すると思われる
NAET治療は、特殊な治療方法だが、基本的にはベーシック15という栄養素の治療をどんな症状を持つ人にでもやる。その結果、いろいろな病気、症状、難病、奇病が治ったり、寛解するのである。
その方法論、治療技術は極めてシンプルなのだが、その治療効果は驚きの連続である。
後日談
現在、この子供は4歳になっています。
保育園で、誕生日会があったそうです。
この保育園では、誕生日会の主人公にプレゼントを渡すそうです。
プレゼントをもらう時、プレゼントを渡すお友達を指名するそうです。
この子供は、渡してもらう子を決めていたそうです。
しかし、その子が休んでいたそうです。
でもすぐに切り替えて他の子を指名したそうです。
こんなエピソードを聞くと、心が温まりますね。
もし、自閉症の症状が出ていたら、切り替えられませんから。
この子供さん、すごくかわいい子です。だから本来の自分を取り戻せて、本当に良かったなと、しみじみ思います。
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