• 臨床例1
• 臨床例2

50代の男性

主訴は、

• かがんで立ち上がる時に痛くなる。
• 朝起きて靴下をはく時や顔を洗う時痛くなる。

動作分析をしてみると

• 前屈させると腰部に可動痛。
• 右回旋で後屈させると可動痛。

治療箇所

• 動作分析の結果から、腰部の回旋障害の問題。
• 腸腰筋の問題。

治療方法

• 腰部の可動性減弱箇所を見つけ、アクティベーターで刺激を入れる。
• 腸腰筋の矯正。

治療後

• 動作分析で前屈させると腰部の可動痛は減少する。
• 右回旋で後屈させると可動痛は消失。

感想

• 今回のケースは、筋肉骨格系に100パーセント起因したものであった。腰部の椎間関節と腸腰筋の問題を除去すると症状が消失、減少したと考えられる。

• 前かがみで5分くらいすると腰が痛くなる。

動作分析をしてみると

• 前屈させると腰部に可動痛なし。
• 後屈させると腰部に可動痛なし。
• 右回旋で腰部に可動痛なし。
• 右回旋で後屈させると可動痛なし。
• 左回旋で腰部に可動痛なし。
• 左回旋で後屈させると可動痛なし。
• 右側屈で腰部に可動痛なし。
• 左側屈で腰部に可動痛なし。

治療箇所

• 動作分析の結果から、腰部の回旋障害の問題はないと判断する。
• しかし腰部の前屈時の痛みがあるため、腸腰筋の問題が考えられる。

治療方法

• 骨盤ブロックを使って腸腰筋の矯正。

治療後

• 筋力テストで腸腰筋の力が強くなる。

感想

• 今回のケースは、腰部の屈曲時の可動痛が主訴であったが、椎間関節の問題が全く見られないまれなケースであった。しかし腸腰筋の問題があり、それによる股関節屈曲が伴う動作で可動痛が出ていたと考えられる。
  
• 動作分析で可動痛が無いので、本人に治療効果を分からせるのが困難だが、4回目くらいになり、夕方の下腹部の張り感が減少してきたとの事。