NAETの有効性について論じてみたい。
有効性とは、どれだけの効果があるのか?
ということを客観性を持って示さなければならない。
NAETの自閉症治療の結果のDVDがある。
その中での検証方法を紹介する。
3〜10歳までの男女計60名の自閉症児を集めた。
30名ずつグループに分けた。
便宜上第1グループ、第2グループと呼ぶ。
第1グループは1年間に50項目のNAET治療を受けた。
第2グループはNAET治療を受けなかった。
1年後、第1グループの子供たちは30名中26名に症状の改善が見られた。
そしてその中の23名は特殊学級から普通学級へ移動した。
NAET治療を受けなかった第2グループの子供たちは症状に変化が見られなかった。
ではNAET治療は自閉症に効果があったのかなかったのか?
χ二乗検定で検証する。
自閉症の症状の減少があった(効果あり)と言えるのは
99.5パーセントである。
普通学級に行ける確率も99.5パーセントである。
詳しい計算式は統計学の本に譲るが、自由度1で効果ありの場合の計算値は16.1。普通学級に行ける場合の計算値は8.5。
では第2グループは変化がなかったのであるが、統計的にはどうであろうか?
自由度1で効果なしの場合で計算値は30である。
よってNAET治療を受けなかった場合の変化率は0.5パーセントである。つまりほとんど変わらなかったということである。
統計学を用いずに検証すると、改善率は86パーセントになるし、普通学級に行ける率も76パーセントとなるが、これは単純に改善者を30人の分母で割っただけなので意味が違ってくる。
統計的にNAETが効くのか効かないのか?を検証するには、治療を受けたグループの中での効果の差異を検証しなければならないし、治療を受けなかったグループの中での効果の差異を検証しなければならない。
結果
自閉症治療に関してNAETの効果は99.5パーセントある。
ここまでは自閉症に関してのNAET治療の効果の考察である。ドクターデビの、治療群と非治療群を対比させたNAET治療の結果がこうであったということである。
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